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2024年4月現在 (◎首席奏者 ○副首席奏者)
常任指揮者
2019年、名高いブザンソン国際指揮者コンクールで優勝、併せてオーケストラ賞及び聴衆賞を受賞。2018年には、最も権威ある国際的な指揮コンクールの一つである東京国際音楽コンクール<指揮>でも優勝(及び特別賞、齋藤秀雄賞を受賞)している。第28回(2020年度)渡邉曉雄音楽基金音楽賞、公益財団法人ソニー音楽財団 第21回(2022年度)齋藤秀雄メモリアル基金賞 指揮部門、第1回(2023年度)毎日芸術賞ユニクロ賞受賞。セイジ・オザワ松本フェスティバル首席客演指揮者。
2020年から2022年までベルリン・フィルハーモニー・カラヤン・アカデミー奨学生、及びキリル・ペトレンコ氏のアシスタントを務めた。その間、ベルリン・フィル・アカデミー団員との沖澤自身のコンサート・プロジェクトに加え、2022年3月にはドイツ連邦共和国大統領フランク=ヴァルター・シュタインマイヤー氏主催によるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団メンバーとのウクライナのための連帯コンサートを指揮。さらに2022年5月には、カラヤン・アカデミー50周年を祝うキリル・ペトレンコ氏との記念コンサートにも出演した。
2023/24シーズンは、バーゼル室内管弦楽団、ウィニペグ交響楽団、ケベック交響楽団、BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団等にデビューする。また、NHK交響楽団の定期公演へのデビューのほか、東京交響楽団及び2022/23シーズンにアーティスト・イン・レジデンスを務めたミュンヘン交響楽団へ再登場する。
日本では、読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢を含む主要オーケストラへ定期的に客演。30周年記念となったセイジ・オザワ松本フェスティバル2022では、ロラン・ペリー氏演出のモーツァルトの歌劇『フィガロの結婚』を指揮してサイトウ・キネン・オーケストラにデビューした。
ネーメ・ヤルヴィ、パーヴォ・ヤルヴィ、クルト・マズア各氏をはじめとする数多くのマスタークラスを受講。2019年にはリッカルド・ムーティ「イタリア・オペラ・アカデミー in 東京」で指揮受講生に選出されたほか、それ以前にもオーケストラ・アンサンブル金沢の指揮研究員として、また、日本とヨーロッパにおけるオペラ・プロダクションでもさらなる経験を積んだ。2020年11月には、東京二期会オペラ劇場公演 レハール作曲『メリー・ウィドー』で指揮を務めた。
青森県生まれ。幼少期からピアノ、チェロ、オーボエを学ぶ。東京藝術大学で指揮を高関健、尾高忠明両氏に師事して修士号を取得。2019年には、ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンでクリスティアン・エーヴァルトとハンス・ディーター・バウム両氏のもと第二の修士号を取得した。ベルリン在住。
2023年4月から京都市交響楽団第14代常任指揮者に就任。
指揮者
大友直人は桐朋学園在学中に22才でNHK交響楽団を指揮してデビュー以来、日本の音楽界をリードし続けている我が国を代表する指揮者のひとりである。これまでに日本フィル正指揮者、大阪フィル専属指揮者、東京交響楽団常任指揮者、京響常任指揮者、群響音楽監督、琉球響(沖縄)音楽監督を歴任している。また東京文化会館の初代音楽監督として東京音楽コンクールの基盤を築いたほか数々の自主制作の企画を成功に導いた。海外では大阪フィル、東京交響楽団とのヨーロッパツアーをはじめロイヤルストックホルム管弦楽団、フランス国立ロレーヌ管弦楽団、オーケストラカンヌ、オーケストラトスカーナ、プッチーニフェスティバルオーケストラ、ルーマニア国立放送響に度々招かれている。またフィルハーモニア管弦楽団の日本ツアーの指揮者も務めた。アメリカではインディアナポリス響、コロラド響に客演し、ハワイ響には旧ホノルル響時代から20年以上にわたり定期的に招かれている。
主な共演者としては(ピアノ)ラドゥ・ルプー、アンドレ・ワッツ、イヴァン・モラヴェッツ、パウル・スコダ、ピエール・レアック、ミハエル・プレトニョフ、エレーヌ・グリモー、イヴ・ティボーテ、ピーター・ゼルキン、ラファウ・ブレハッチ。(ヴァイオリン)ジョシュア・ベル、ギル・シャハム、フランク・ペーター・ツィンマーマン、オーギュスタン・デュメイ、レジス・パスキエ、オーガスティン・ハーデリッヒ。(ヴィオラ)ジェラール・コセ、ブルーノ・パスキエ、ユーリ・バシュメット、今井信子。(チェロ)ロストロポーヴィッチ、ゲリンガス、ウィスペルウェイ、マリオ・ブルネロ、他にフルートのエマニュエル・パユ、アンドレア・グルミネッリ、フィリップ・ベルノー、トランペットのモーリス・アンドレ、テノールのホセ・カレーラスなどが挙げられる。
教育活動としては毎年夏に横浜で開催される国際音楽セミナーMMCJを2001年に指揮者のアラン・ギルバートとスタートさせギルバートと共に創立音楽監督を務めている。また大阪芸術大学教授。京都市立芸術大学客員教授。洗足学園大学客員教授。
これまでに多くの録音があるが、その中にはルーハリソンのピアノ協奏曲をキースジャレットと、バルトークのピアノ協奏曲をフセイン・セルメットと、グラハム・フィトキンの二台ピアノとオーケストラのサーキットを小川典子&キャサリン・ストットと等が含まれる。
幅広いレパートリーでも知られ、その中には日本を代表する数多くの作曲家の様々な作品の初演やジェームス・マクミランの幾つかの作品及びジョン・アダムスのオペラの日本初演などがある。
1958年東京生まれ
。桐朋学園で小澤征爾、森正、秋山和慶、尾高忠明、岡部守弘らに学ぶ。NHK交響楽団指揮研究員時代にはW.サヴァリッシュ、G.ヴァント、F.ライトナー、H.ブロムシュテット、H.シュタインらに学び、タングルウッドミュージックセンターではL.バーンスタイン、A.プレヴィン、I.マルケヴィチからも指導を受けた。
指揮者
東京生まれ。尾高惇忠にピアノと作曲を師事、音楽、音楽をすることを学ぶ。東京音楽大学指揮科卒業。1984年、26歳で「第1回キリル・コンドラシン国際青年指揮者コンクール」に優勝。以来、フランス国立管、ベルリン放送響、コンセルトヘボウ管、モントリオール響、イスラエル・フィル、ロンドン響、ウィーン響などメジャー・オーケストラへの客演を展開。これまでノールショピング響、リンブルク響、ロイヤル・リヴァプール・フィルのポストを歴任、このうちノールショピング響とは94年に来日公演を実現、さらに米国ではコロンバス響音楽監督を務めヨーヨー・マ、五嶋みどりをはじめ素晴らしいソリストたちとともに数々の名演を残した。
近年では、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響、スイス・イタリア管、モンテカルロ・フィル、バルセロナ響、ビルバオ響、ポーランド国立放送響、スロヴェニア・フィル、サンクトペテルブルク・フィル、チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ、ラトビア国立響、ボルティモア響、シンシナティ響、ヴァンクーヴァー響、サンパウロ響、ニュージーランド響等へ客演。国内では全国各地のオーケストラはもとより、サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団にもたびたび招かれ絶賛を博している。
オペラ指揮の分野でもシドニー歌劇場デビューにおけるヴェルディ《仮面舞踏会》、《リゴレット》が高く評価されたのを皮切りに、グルック、モーツァルトからプッチーニ、さらにオスバルト・ゴリホフ《アイナダマール》の日本初演まで幅広いレパートリーで数々のプロダクションを成功に導いている。
2008年4月より京都市交響楽団常任指揮者を経て2014年4月より常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザー、常任指揮者として13シーズン目の2020年4月より2022年3月まで京都市交響楽団第13代常任指揮者兼芸術顧問を務めた。2015年には同団とともにサントリー音楽賞を受賞。現在はオーケストラ・アンサンブル金沢アーティスティック・リーダー、日本フィルハーモニー交響楽団 フレンド・オブ・JPO(芸術顧問)、札幌交響楽団友情指揮者、京都市交響楽団 広上淳一、京都コンサートホールミュージックアドバイザー。また、東京音楽大学指揮科教授として教育活動にも情熱を注いでいる。
首席客演指揮者
ヤン・ヴィレム・デ・フリーントは、ウィーン室内管弦楽団首席指揮者、シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団アーティスティック・パートナー。ベルギー国立管弦楽団、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団、香港フィルハーモニー管弦楽団、hr 交響楽団、メルボルン交響楽団、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団、リヨン国立管弦楽団、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、読売日本交響楽団等にも定期的に客演している。
2015年から2019 年までハーグ・レジデンティ管弦楽団の首席指揮者、2006 年から2017 年までフィオン・ヘルダーラント&オーファーアイセル管弦楽団の常任指揮者、2015 年から2021 年までバルセロナ交響楽団の首席客演指揮者、2008 年から2015 年までブラバント管弦楽団(現・南ネーデルランド・フィルハーモニー管弦楽団)の首席客演指揮者を歴任。
デ・フリーントは、1982年に自ら創設し、2015年まではコンサートマスターとしてもリードしたコンバッティメント・コンソート・アムステルダムの音楽監督として国際的な名声を確立した。18世紀音楽を専門とし、ピリオド奏法をモダン楽器に適用することで、コンバッティメント・コンソート・アムステルダムは数多くの耳慣れない作品に新たな生命を与え、そのコラボレーション精神は、デ・フリーント自らが探求して力を注ぐ交響曲のレパートリーや、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、メンデルスゾーン、シューマン、ブラームス等の音楽へのアプローチの中に息づいている。
オペラの分野では、ヨーロッパとアメリカにおいて、コンバッティメント・コンソート・アムステルダムとのエヴァ・ブッフマン演出によるモンテヴェルディ、ハイドン、ヘンデル、テレマン、J.S.バッハ作品のほか、オランダ響とはモーツァルト、ヴェルディ、ケルビーニのオペラを取り上げ、またアムステルダム、バルセロナ、ストラスブール、ルツェルン、ベルゲンでもオペラを指揮している。
デ・フリーントはオランダでテレビ・シリーズにもいくつか出演するなど、様々な音楽番組への登場で知名度も高く、2012年にはクラシック音楽へのクリエイティブな貢献に対し、オランダ公共放送NPO Radio 4から賞を贈られた。2024年4月から京都市交響楽団の首席客演指揮者に就任。